御手洗 瑞子

ブータン人はなぜ幸せなのか

TEDxUTokyo 2012
2012年05月20日
御手洗 瑞子
元ブータン首相フェロー

 McKinsey & Companyを経て、2010年9月から2011年9月までブータン政府首相フェローとしてブータンの観光業の振興などに貢献する。「幸せの国」と呼ばれるブータンでの経験やそこから考えたことを綴った著書『ブータン、これでいいのだ』は、ブータンの実情が生き生きと描かれている。どんな時でも「まぁ、いいんじゃない」と気軽に構える強さを持つブータン人。そんな彼らと触れ合ってきた彼女が語る、新しい「幸せ」の可能性とは。
 ブータンは幸せの国として有名である。その実体は、山奥にある日本の一県ほどの面積人口の国であり、顔形も日本人に似ている。GNH(Gross National Hapiness)という指標を重視するブータンだが、国民はどうやらこれのおかげで幸せに感じているという訳ではないようだ。実例を交えながら、ブータン人は物事の捉え方、対処の仕方、幸せの定義が日本人と異なるということを示す。抱え込みすぎない生き方もある。御手洗さんのブータンでの上司から日本人へのメッセージでしめくくる。

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