佐々木 敦斗

どうにかするぞ-『生の記録』を残す-

TEDxUTokyo 2012
2012年05月20日
佐々木 敦斗
東京大学教育学部4年

 岩手県盛岡市出身。東日本大震災で父方の実家がある宮古市が大きな被害を受ける。一般社団法人SAVE IWATEの東京支部を設立し、代表として、東京から復興支援活動を行っている。また卒業論文でも故郷に貢献すべく、「いわての復興教育」の研究に取り組む。
 人生の記録を書き残してきた彼は自らを「記録屋」と表現する。震災の「風化」が進む中、人々は東日本大震災とどう向き合っていけばいいのか。記録屋の観点から熱く伝える。 父方の実家が甚大な被害を受けた宮古市にあり、震災直後から復興活動にコミットメントしてきた。復興支援活動を行いながら、一方でメディアでの報道を見ることで、東北を本当に「どうにかする」とはどういうことなのか、考えた。彼自身が一番嫌なことは50年後、「東日本大震災は1万人以上の人が亡くなった、とても大きな地震なんだよ」と、そこに生きた『人』の記録が捨象された語りが行われてしまうこと。そのために被災地で生きる『人』の生の記録を残していくことを訴えかける。

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