沖 大幹

人間世における陸水貯留量が海面水位変動に及ぼす影響

TEDxUTokyo 2012
2012年05月20日
沖 大幹
東京大学生産技術研究所 人間社会系部門教授

 水文学(すいもんがく)の中の、特に水循環システムの研究における第一人者。 水文学とは地球上の水の循環をその物理化学的性質や生物との相互作用、さらには人間社会との関係も含めて扱う学問である。 地球規模の水循環と世界の水資源、気候変動の影響評価、仮想水という概念を用いた世界の水問題の分析など広い視野で研究を行い、地球人類の持続可能性とその限界などを考察している。
 今回、TEDxUTokyoでは20年前から現在を俯瞰する視点で今の我々が未来へ向けて何をどうすべきか描き出していく。水文学という地球の水循環についての学問を研究されている先生が海面上昇について、今まで通説となっていた考え方を説明した上で、それだけでは説明しきれない部分を「ダム」と「化石水」という新たな切り口から説明を行う。

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